オーディオ機器の接続

オーディオインターフェース（サウンドカード）には、いくつかのタイプがあります。USBやFireWireで接続するタイプ、PCIカードタイプなど、様々です。ノート型のPCでは、PCカードタイプのものもあります。またMIDIインターフェース機能や、MIDI音源機能を内蔵したタイプもあります。このセクションでは、オーディオ機器の接続について解説します。

アナログ入力とデジタル入力

オーディオの入力には、大きく分けてアナログとデジタルがあります。アナログ入力には、ギターやマイクを直接接続することができます。アナログ入力されたオーディオは、オーディオインターフェース内でデジタル信号に変換されます。デジタル入力には、デジタルミキサー、デジタル出力のあるエフェクターやプリアンプなど、他の機器からのデジタル信号を直接入力することができます。一般的なオーディオ機器は、すべてアナログ信号を出力することができる一方、デジタル信号を出力できる機器は多くはありません。アナログ信号の場合、1本のケーブルでモノラル、またはステレオの信号を送受信できる一方、デジタルの場合はステレオ～8chまで、いろいろなチャンネル数を送受信することが可能です。

一般的に使用されるアナログおよびデジタル接続には以下のタイプがあります。

ケーブル	種類	説明
	1/4インチTRS	バランスアナログ接続。
	XLR	バランスアナログ接続。 マイク、プロ用オーディオ機器
	1/4インチTS	アンバランスアナログ接続。ギターケーブル用Hi-Z端子
	1/8インチミニプラグ	バランスアナログ接続。 ヘッドフォン、デスクトップコンピューターのスピーカー
	RCA - Phono	Phonoアナログ接続。 アナログレコードプレーヤー、アナログカセットレコーダー
	SPDIF	ステレオデジタル接続。
	光（ライトパイプ）	ステレオデジタル接続。
	MIDI	MIDI接続。

デジタルで接続するときは、お使いのデジタル機器の取扱説明書をお読みください。

エレキギターをコンピューターに接続する

ギターとオーディオインターフェースの入力端子をケーブルで接続します。コンピューターのサウンドカードにあるインプット端子がミニジャックの場合は、標準－ミニプラグの変換アダプターを用意して接続します。シンセサイザーの場合はオーディオ出力またはライン出力端子とオーディオインターフェースの入力端子をケーブルで接続します。シンセサイザー側の出力端子は通常RCAピンタイプなので、必要に応じて変換ケーブルを使用してください。

または

音楽制作用のオーディオインターフェースの場合、多くは標準ジャックを装備していて、変換ケーブルを使用せずに直接接続できるようになっています。

マイクロフォンをコンピューターに接続する

マイクの出力が標準プラグ、サウンドカードにあるマイク入力端子がミニジャックの場合は、標準－ミニプラグの変換アダプターを用意して接続します。シンセサイザー側の出力端子は通常RCAピンタイプなので、必要に応じて変換ケーブルを使用してください。

音楽制作用のオーディオインターフェースの場合、多くは標準ジャックを装備していて、変換ケーブルを使用せずに直接接続できるようになっています。

マイクの出力がXLR端子で、オーディオインターフェースのマイク入力端子が標準ジャックの場合は、変換ケーブルで接続します。マイク入力端子がXLRの場合には、XLRのケーブルを使用して直接接続することができます。

マイク用のプリアンプを使用する場合、プリアンプの出力とオーディオインターフェースのインプット端子を接続します。

これで機器とコンピューターの接続ができました。機器の電源をONにしても構いません。

オーディオの入力オプションについての全解説は、ハードウェアセットアップを参照してください。

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関連項目：

I/Oデバイスの変更